メイン Routing Settings 802.11axでのseed値によるパケットロスの違い | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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amsmyah | 投稿日時: 2021/10/11 19:19 |
新米 登録日: 2021/10/1 居住地: 投稿: 9 |
Re: 802.11axでのseed値によるパケットロスの違い azumaさん、回答ありがとうございます。
mino_snr_dBの値に影響を与えているのが p_lambdaであることはこちらでも確認できました。 libraries\wireless\src\wifi\phy_dot11ax.cpp 3425辺りのMIMO::Demapper demapper関数ではlambda_kを引数に用いており、 このlambda_kを求める際に乱数が用いられていると考えられます。 phy_dot11ax.cpp 3408行目付近で定義されている部分を確認すると MIMO_getEigenValues関数(main\node.cpp内 848行目)の影響を受けているかと思います。 MIMO_getEigenValues関数の引数mimoLambdaは949行目辺りで定義されており、 定義に用いている変数より945行目のhhが関与しているとわかります。 hhの計算に用いられているnlosの計算(node.cpp内38行目辺り)に用いられているHwは863行目よりgetMIMO_Hw関数(node.cpp内791行目辺り)で求められますが、 この関数内でmimo.Rand.getRandomNumber()という関数が利用されています。 getRandomNumberはmain\random.cpp内で定義されており、ここで乱数が使用されるのではないかと考えています。 >乱数の影響についてですが、 >https://simweb.kke.co.jp/download/QualNetHacks-03->PhyAndPropChannel-rev01.pdf >の「3.3.4.2 BER ベースの受信エラー判定方式」にある通り、受信データの総ビット数に依存するものです。 BERが受信データの総ビット数に依存するということは理解しました。 今回のシミュレーション環境では受信ビット数は乱数の影響を受けておらず一定の値であることを確認したため、 errorProbability(つまりエラー判定)はBERの値のみが影響すると考えています。 BERの求め方の詳細は公開されていないようですが、引数を見る限りsinr以外の引数は乱数によって変動するものがなく、 sinr(つまりmimo_snr_dB)の影響のみで値が大きく変動すると認識しています。 乱数の影響に関してお伺いしたいのは、以前の投稿と重複しますが 乱数の値によってmimo_snr_dBの値が大きく変化する要因についてです。 seed値を1〜50まで変更してシミュレーションを行ったところ SINR値(mimo_snr_dBの値)が乱数によって最大約30dB異なり(最小の場合で約6.5dB、最大で約35dB) https://simweb.kke.co.jp/download/QualNetHacks-03-PhyAndPropChannel-rev01.pdf を参考にするとこの付近でBERが大きく異なってくる事がわかります。 ノード配置やパケット発生間隔、その他の設定を全く変更せずとも seedの値のみでSINRの値がこれだけ大きく異なるのは普通なのでしょうか。 現在のシミュレーション環境で送信ノードと受信ノードの距離は50mで ノード間の距離が原因で電波が到達しないということはないと考えています。 また、統計的な観点からseedを1〜100まで変更し平均値を取得すると、 99パケット中約7パケットがロスしており、パケットロス率は約0.07となりました。 しかし、試行回数100回中88回はパケットロスが0である一方5回の試行で全パケットがロスしています。 ばらつきが非常に大きくなっているのが気になるのですが、この平均値を妥当な値として良いものなのでしょうか。 以上よろしくお願いします。 |
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