メイン Application Layer Protocol Implementation & Model Development CBR ,FTPについて | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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ゲスト | 投稿日時: 2006/3/21 16:05 |
CBR ,FTPについて アドホックネットワークトポロジを端末数指定でuniformでランダムに生成してシミュレーションを行っているのですが、既存のアプリケーションであるCBR、FTPを用いて送信端末から受信端末までコネクションを作成しています。これにおいて、CBRもしくはFTPのアイテムサイズを増加させた際のサーバスループット値を計測したいのですが、この設定でシミュレーションを行うと(特にCBRの場合)、アイテムサイズの増加に伴ってネットワークスループットが増加していくというような結果が出ると考えています。もしくは、作成したトポロジのネットワークスループットの上限をアイテムサイズのトータル伝送容量が超えてしまった場合、その上限値で飽和すると考えます。しかし、実際にシミュレーションを走らせてみると、各アイテムサイズの値に対するスループットの値が、かなり不安定になります(シミュレーション毎のスループット値の増減が激しい)。今説明いたしましたシミュレーション設定では、アイテムサイズ以外何も変化させていないので、この様なことは起こりえないと思うのですが、これは何が原因と考えられるでしょうか?アドバイスなどよろしくお願いいたします。
また、アイテムサイズの変化だけでなく、今度はアイテムサイズ値を固定し、一秒間でのパケット伝送の割合を変化させてシミュレーションを行いました。しかしこれでも結果がふらついてしまいます。これに関しても何か思いあたる点がございましたら、教えてください。 私の考えでは、ネットワークにおけるロス率などが原因ではないのかと思うのですが、ロス率の設定の方も教えていただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。 |
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marimo | 投稿日時: 2006/3/22 8:39 |
常連 登録日: 2005/9/22 居住地: 投稿: 49 |
Re: CBR ,FTPについて 始めまして。
引用: 各アイテムサイズの値に対するスループットの値が、かなり不安定になります スループット値というのは、かなり諸々の現象が重なり合った結果の値だと思うので、問題の切り分けが必要かと思います。 以下は、物理層の観点からの推測です。 # 実際に試してみた訳ではなく、単なる想像です。あくまでご参考まで。。 # 基本的に、描いているイメージとして、 # 「パケット送信量増加」→「電波送信(受信)量増加」→「物理層での処理が寄与?」 # という感じです。 パケット落ちが寄与している可能性はないでしょうか? もしノードを動かして(mobility)かつフェージングモデルを利用していたりすると、受信電波強度の変動によりランダムにパケット落ちが発生します。 (”かなり不安定に”なるかどうかは、あまり自信がないですが。。) BERによってパケットエラーを発生させている場合も、似たような推測が出来ます。 これに関するヒントは、シミュレーション実行結果の物理層統計値を見る事で得られるかもしれません。 (物理層でのパケットエラー数、逆に正常受信してMACに上げたパケット数など) パケットは落ちているのか、落ちたならどの段階(レイヤ)でなのか、という事も重要だと思います。 また、アドホックでパケットの経路が動的に変化するような場合には、一様なスループット特性は出ないのかもしれない、と思いました。 あまりに纏まっていないのですが、何かご参考になれば幸いです。 |
penguish | 投稿日時: 2006/3/22 9:55 |
常連 登録日: 2005/4/8 居住地: 投稿: 45 |
Re: CBR ,FTPについて 具体的にどのくらいの値を設定しているのかは分かりませんが、
パケットサイズが大きいときには、 ⇒パケットロスが発生しやすい ⇒パケットサイズが大きいときにロスするとスループットに与え る影響は大きい ということになると思います。また、どれくらいロスするかは SINRとBERから決まります。ロス率をあえて設定したいなら BER曲線を自分で作成するということになるのだろうと思います。 スループットの平均的な値を知りたいのであれば、シードを変え て何回か実行し平均を取ることが望ましいと思います。 その他、トポロジやRTS Threshold なんかも影響があると思います。 |
ゲスト | 投稿日時: 2006/3/23 12:41 |
Re: CBR ,FTPについて 大変参考になるアドバイスありがとうございます。
ネットワークトポロジに関しては、無線通信でかなりのHOP数であり ルーティングプロトコルはAODVを使っています。前にQualNetで802.11系でAODVを使用すると、ルート確保における制御パケットであるRREQがうまく動作しないと言う問題を聞いたのですが、これはもう改善されているのでしょうか?? また、アドホック通信において、隠れ端末問題とさらし端末問題の改善効果を測定していきたいのですが、その際に、各端末間でのパケットロス率が無いという状況で行いたいと思っています。この場合は設定項目のコネクションロスを0にすればいいんでしょうか?よろしくお願いいたします。 |
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forum_support | 投稿日時: 2006/3/23 21:43 |
モデレータ 登録日: 2005/5/17 居住地: 東京都中野区中央4-5-3 ?構造計画研究所 投稿: 322 |
Re: CBR ,FTPについて 引用:
http://simweb.kke.co.jp/qualnet/forum/modules/newbb/viewtopic.php?viewmode=thread&topic_id=179&forum=39&post_id=554#554 のことかと思いますが、こちらは ver 3.9.0-1 patch がリリースされて おり、対応すみです。登録アカウントをもちいて http://www.scalable-networks.com/distributions/index.php?dist=commercial&vers=3.9 からダウンロードしてください。またこの問題はAODVではなく、dot11 の EISF のスケジューリングに問題があったためです。詳しくは ダウンロードサイトのREADMEを参照してください。 引用:
パケットロス率は miyagaki さんが答えられているように、BERで計算 されます。 [Radio/Physical Layer]->[Packet reception model] でBERファイルを設定できます。このBERファイルは SINRに対するBERを指定しますが、全てのSINRに対して このBER値を極端に小さな値にしてやれば少なくとも 干渉によるロスはなくなると思います。 |
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