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   Statistics: Understanding Your Simulation Results
     MAC:802.11+RadioType:Abstract=エラー?
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投稿者 スレッド
yilab
投稿日時: 2005/12/12 5:23
半人前
登録日: 2005/11/3
居住地:
投稿: 23
MAC:802.11+RadioType:Abstract=エラー?
yilabと申します.
先月末からQNを使い始めた初心者です.


MANETの初歩的な実験として,直線的なトポロジーにおいてのマルチホップ通信を行っています.
しかしながら,端末間隔250m,送信半径約300mの環境(つまり隣接端末とのみ通信可能な環境)で,
6端末5ホップのCBR通信を行ったところ,全く通信を行えませんでした.

そこで,送信半径を2倍に変更して実行すると,今度は初めの2パケットほどしか通信を行わず,
srcにおける送信バッファが溢れるという状態になりました.

諸元は以下のようになっています.
ルーチングプロトコル:	AODV
MACプロトコル:	802.11
RadioType:		802.11bRadio
伝送レート:		2Mbps
シミュレーション時間:	100S
トラヒックタイプ:	CBR
StartTime, EndTime:	20S, 80S
Interval:		0.25S
Item to Send:	0


自分の設定のどこが間違っているのか分かりません.
干渉電力の所為かと思い,

[通信距離について]
http://simweb.kke.co.jp/qualnet/forum/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=81&forum=6

の投稿を参考に,パラメータを

RadioType:		Abstract
SNR threshold:	0.0


のように変更して,干渉電力を考慮しないシミュレーションを行ったところ,

 Error in file ..\phy\phy.cpp:1654
 Selected radio does not support this function

というエラーが発生しました.
エラー箇所のソースを見ると,802.11a, 802.11bのみに対応しているようなので,
MACプロトコルをMACAに変更すると正常に動作するようになりました.


ここで,
・前者のシナリオで通信を行ってくれない理由,
・後者のシナリオ(dot11+Abstractの組み合わせ)が実行できない理由,
・原因の究明法・解決法,
が全くわかりません.

誰かご存じの方はいらっしゃいませんでしょうか?

"前者のシナリオ(送信半径約300m)"のシナリオファイルを添付します.

daijikken_string1.zip
forum_support
投稿日時: 2005/12/13 20:05
モデレータ
登録日: 2005/5/17
居住地: 東京都中野区中央4-5-3 ?構造計画研究所
投稿: 322
Re: MAC:802.11+RadioType:Abstract=エラー?
アップいただいたシナリオを実行してみましたので、まず
引用:
・前者のシナリオで通信を行ってくれない理由,
について回答してみます。

伝播距離としては、設定された条件で問題ありませんでした。
条件としてはぎりぎり届く範囲で、データは届いたり届かなかったりします。

おそらく問題はAODV(ルーティング)の設定と思われます。
例えばAODVの設定で、AODV-PROCESS-HELLOをYESに設定すると、ルーティングが行われ、CBRのデータ転送は通ります。
また、AODVでなくデフォルトのBellman Fordでも同様にうまくいきます。
AODVの設定を工夫してみてください。AODVの設定については、マニュアルをご覧いただくか、別途質問してください。
forum_support
投稿日時: 2005/12/13 20:30
モデレータ
登録日: 2005/5/17
居住地: 東京都中野区中央4-5-3 ?構造計画研究所
投稿: 322
Re: MAC:802.11+RadioType:Abstract=エラー?
次に
引用:
・後者のシナリオ(dot11+Abstractの組み合わせ)が実行できない理由,
について

ご指摘のとおり、PHY-ABSTRACTモデルは、MACDOT11に対応していません。
802.11では信号の送信前にMediumIsIDLEという関数を使って伝播路が"Sensing" 状態でないかチェックをしています。
PHY-ABSTRACTモデルでは"Sensing" 状態は管理していますが、MediumIsIDLEを用意していません。

なお、3.8までデフォルトモデルであった802.11(Legacy 802.11 model)とPHY-ABSTRACTの組み合わせは通っていましたので、PHY-ABSTRACTを議論する際に特にこのことには触れられていませんでした。
yilab
投稿日時: 2005/12/19 16:51
半人前
登録日: 2005/11/3
居住地:
投稿: 23
Re: MAC:802.11+RadioType:Abstract=エラー?
ご返信ありがとうございます.

やはりAODVですか….
私はMAC屋さんなのでルーチングにはあまり詳しくありません.
すこし勉強してチューニングしてみようと思います.

引用:
伝播距離としては、設定された条件で問題ありませんでした。
条件としてはぎりぎり届く範囲で、データは届いたり届かなかったりします。

隣接端末までの距離250mに対して,通信距離は300mですので,ぎりぎりというわけではないと思うのですが,
これは,Radio_rangeで算出される通信距離は,

引用:
It assumes that the radio has an omni-directional antenna and no interference from other transmitters. (User's Guide 8.2.3節より引用)

であるためでしょうか?

 ・今回のシナリオは1セッションのストリングトポロジーであるために干渉電力は存在しないこと
 ・もともと無指向性アンテナを使うとしていたこと

から,通信距離にそれほど大きな誤差は生じないと思いますが…?
yilab
投稿日時: 2005/12/19 17:37
半人前
登録日: 2005/11/3
居住地:
投稿: 23
Re: MAC:802.11+RadioType:Abstract=エラー?
ご返信ありがとうございます.

引用:
3.8までデフォルトモデルであった802.11(Legacy 802.11 model)とPHY-ABSTRACTの組み合わせは通っていましたので、PHY-ABSTRACTを議論する際に特にこのことには触れられていませんでした。


 「Legacy 802.11 model + PHY-ABSTRACT」

の環境で試してみたところ,うまくいきました.
しばらくはこの設定でシミュレーションしてみたいと思います.

forum_support
投稿日時: 2005/12/22 21:01
モデレータ
登録日: 2005/5/17
居住地: 東京都中野区中央4-5-3 ?構造計画研究所
投稿: 322
Re: MAC:802.11+RadioType:Abstract=エラー?
radio_range について
引用:
隣接端末までの距離250mに対して,通信距離は300mですので,ぎりぎりというわけではないと思うのですが,

申し訳ありません。こちらの確認方法に誤りがありました。
PHYレベルのエラーの数を見ていたのですが、こちらは隣り合わないノードからの信号は落ちるのでPHYレベルのエラーは多く計上されます。

設定された条件ではyilabさんの仰るとおり干渉波は存在せず、radio_rangeで計算された300mの通信距離まで到達しております。

なお、802.11の場合、radio_rangeの実行時にもBER計算が適用されますが、得られたbiterror値が0.1を超えるかどうかで到達範囲にあるかの換算をしています。
もちろん、シミュレーション実行時には乱数算出しますので、到達距離にあっても少ない確立ですがパケット落ちすることはあります。
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