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     802.11axでのseed値によるパケットロスの違い
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投稿者 スレッド
forum_support
投稿日時: 2021/10/22 15:28
モデレータ
登録日: 2005/5/17
居住地: 東京都中野区中央4-5-3 ?構造計画研究所
投稿: 322
Re: 802.11axでのseed値によるパケットロスの違い
forum_supportです。

バージョン情報および出力ファイルのご提供、ありがとうございます。

弊社がお送りしました試行結果(cbr-plot_all.png)は、バージョン9.3.0.1を用いたものです。バージョンが異なっているために、提示いただいた結果と弊社での結果との間に相違が出ているものと思われます。

シナリオファイル(files.zip内)を拝見しましたところ、冒頭の投稿でいただいたもの(test.zip内)とは異なるようです。また、files.zip内のシナリオは実行することができませんでした。今一度、シナリオファイルの内容をご確認いただいてもよろしいでしょうか。

それでは、よろしくお願いいたします。
amsmyah
投稿日時: 2021/10/29 16:32
新米
登録日: 2021/10/1
居住地:
投稿: 9
Re: 802.11axでのseed値によるパケットロスの違い
forum_support様

返信が遅くなり申し訳ありません.

添付したシナリオファイルに間違いがありました.
改めてシナリオファイルおよび出力ファイルを添付いたします.

前回のものとシナリオファイルの設定が異なることで結果が異なっていますが
今回添付したものをご確認いただきたく存じます.

>ファイルの中身ですが
>・scenarios:シミュレーションの設定ファイル一式
.・PacketLoss_0percent:パケットロスが0%の時の出力ファイル
>・PacketLoss_100percent:パケットロスが100%の時の出力ファイル
>・PacketLoss_else:パケットロスがその他の値の時の出力ファイル
>となっており、
>出力ファイルの名前の数字が各結果の際に使用したseed値となっております。(seed**.statの**の部分です)

上記ファイルの中身の命名規則は以前と変更ありません.

よろしくお願いいたします.
files_new.zip
forum_support
投稿日時: 2021/11/2 18:02
モデレータ
登録日: 2005/5/17
居住地: 東京都中野区中央4-5-3 ?構造計画研究所
投稿: 322
Re: 802.11axでのseed値によるパケットロスの違い
forum_supportです。
ファイルのご提供ありがとうございます。

頂きましたシナリオファイルをQualNet 8.2(GUI)で実行いたしましたが、パケットロスが100%という例は再現できませんでした。
原因としては、ソースコードやシナリオファイルの一部に意図せずなんらかの変更が加えられていることが考えられます。

しかし、弊社の方で、QualNet 8.2ではseed値による送信成功率のばらつきが大きく、QualNet 9.3.0.1ではばらつきが小さいという出力が得られており、バージョンの違いによる結果の違いが確認できております。

それでは、よろしくお願いいたします。
amsmyah
投稿日時: 2021/11/10 20:45
新米
登録日: 2021/10/1
居住地:
投稿: 9
Re: 802.11axでのseed値によるパケットロスの違い
forum_suppor様

ご回答ありがとうございます.

添付したファイルはオリジナルではなく伝送レートをが変更されないよう改良を加えています.
Qualnet8.2で802.11axを用いると,ネットワーク状況により伝送レートが変化していきますが
私の行いたいシミュレーションの設定上伝送レートを固定にしておきたいためです.(802.11b等ではQualnetでも固定伝送レートが用いられているかと思います)

高い伝送レート(MCSが8や7)で固定しシミュレーションを行った場合
乱数によってSINR値が小さくなるとパケットロス率が100%になることがあります.

バージョンによって結果が異なるとのことですが,どちらの結果も妥当性に問題はないということでしょうか.



話が戻りますが
mimo_snr_dBの値のバラつきの大きさが添付したの結果のパケットロスのばらつきに大きく影響を及ぼしていますが,
mimo_snr_dBの値がseedによって変動すること,またバラつきの大きさが妥当であるのであれば
BERやPERの妥当性は理解できました.

私の添付したシナリオファイルではシミュレーション環境は常に一定であり,送信ノードも1つで干渉もなく,SINRの値は大きく変動しないのではないかと考えていましたが
実際には(おそらく内部雑音等の影響で)大きく変動するという認識で問題ないでしょうか.
また,変動の原因はソースコードや
https://simweb.kke.co.jp/download/QualNetHacks-03->PhyAndPropChannel-rev01.pdf
こちらの資料から上記のように雑音電力の影響と考えましたがこの考えで間違いないでしょうか.

以上ご回答いただけますと幸いです.
よろしくお願いいたします.


forum_support
投稿日時: 2021/11/17 11:54
モデレータ
登録日: 2005/5/17
居住地: 東京都中野区中央4-5-3 ?構造計画研究所
投稿: 322
Re: 802.11axでのseed値によるパケットロスの違い
forum_supportです。

MCSの値についてですが、ソースコードの編集により固定を行っているということで間違いありませんでしょうか。

仕様では、802.11axのMCSの値は受信電力の強弱によって最適なものが可変的に設定されます。
詳細については、QualNet-8.2-Wireless-ModelLibrary.pdfのTABLE 3-16. 802.11ax PHY Parametersをご確認ください。

バージョンによる相違につきましては、明確にどちらが妥当かお示しすることは難しいです。
しかし、頂きました情報や、弊社の方で収集しました結果を拝見しますと、バージョンアップに際し計算や処理の改良が行われている可能性が高いと考えられます。

また、SINRの値の変動につきまして、雑音電力の影響はありません。
ご覧いただいてます通り、QualNetHacks-03-PhyAndPropChannel-rev01.pdfのp19に雑音電力の計算式の記載があります。
こちらのk(ボルツマン定数)、T(温度)、B(ベースバンド受信フィルタの帯域幅)、NF(ノイズファクター)につきましては、kを除きすべてパラメタとして事前に設定した値となります。
そのため、雑音電力はシミュレーションごとに変動する値とはなりません。
amsmyah
投稿日時: 2021/11/24 20:08
新米
登録日: 2021/10/1
居住地:
投稿: 9
Re: 802.11axでのseed値によるパケットロスの違い
forum_support様

ご回答ありがとうございます.

>MCSの値についてですが、ソースコードの編集により固定を行っているということで間違いありませんでしょうか。
はい.ソースコードを改良し固定を行っています.

受信電力によりMCSが変化することは理解しました.

SINRの値の変動には雑音電力の影響はないとのことで,
SINRの式はQualNetHacks-03-PhyAndPropChannel-rev01.pdfのp.17の式で求められると思うのですが
具体的にSINRの値の変化に影響を与えているのは何なのでしょうか.

ご教示いただけると幸いです.
よろしくお願いします.


forum_support
投稿日時: 2021/12/3 11:28
モデレータ
登録日: 2005/5/17
居住地: 東京都中野区中央4-5-3 ?構造計画研究所
投稿: 322
Re: 802.11axでのseed値によるパケットロスの違い
forum_supportです。

SINR値の算出につきまして、p17の式は一般的な式となります。
本シナリオにおけるSINR値の算出は仕様上、一般式ではなくphy_dot11ax.cpp内3418-3419行目の
double mimo_snr_dB = demapper();
double sinr = pow(10, mimo_snr_dB / 10.0);
こちらの式で行っております。
そのため、本シナリオにおいてSINR値に影響を与えているのは上記のdemapper関数内の"labmda_k"となります。

なお、前回の投稿につきまして、補足させていただきます。
phy802.11axの仕様としては、受信電力に応じて最適なMCSを自動で定め、そのMCSに応じた受信感度が設定され、パケットロスの判定に利用されます。この仕様は、QualNetでも再現されております。
PERの変化が大きいことの原因は、MCSの固定により最適な受信感度を設定できていないためと考えられます。
amsmyah
投稿日時: 2021/12/20 18:05
新米
登録日: 2021/10/1
居住地:
投稿: 9
Re: 802.11axでのseed値によるパケットロスの違い
forum_support様

返信遅くなり申し訳ありません.ご回答ありがとうございます.



>SINR値に影響を与えているのは上記のdemapper関数内の"labmda_k"となります。

では,lambda_kが変化する要因はなにかあるのでしょうか.
seed値がlambda_kに影響を与えているのは理解しているのですが,
そもそもlambda_kを変化させる必要性が理解できていません.




以上よろしくお願いいたします.
forum_support
投稿日時: 2021/12/24 17:57
モデレータ
登録日: 2005/5/17
居住地: 東京都中野区中央4-5-3 ?構造計画研究所
投稿: 322
Re: 802.11axでのseed値によるパケットロスの違い
amsmyah様

ご回答ありがとうございます。

MIMOは複数の送信アンテナから送信し、複数の受信アンテナが受信します。
実際には各アンテナ間隔、反射回数や回折により受信状況が変化します。

QualNetではこのような計算は実装しておりません。
受信する電波のうち直接受信するもの(LOS)については、アンテナ間隔などを考慮した計算を行っています(node.cpp L764-781)。
一方、そうではないもの(NLOS)については、反射回折等の模擬に乱数を利用しています(同 L816-839)。
これらの結果を利用してlambda_kの導出を行います(同 L841-846, mimoLambdaを参照)。

それでは、よろしくお願いいたします。
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