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投稿者 | スレッド |
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beginner | 投稿日時: 2011/10/23 1:48 |
半人前 ![]() ![]() 登録日: 2011/10/10 居住地: 投稿: 30 |
室内環境での電波伝搬モデル Qualnet5.0.2で室内の無線通信のシナリオを作成しています。
部屋の広さは10×28m、高さは3mほどを想定しています。 電波伝搬モデルを設定するためGUIの Scenario PropertiesのChannel Propertiesをいじろうとしたのですが 上記のような室内環境のときにここの設定をどうするのが妥当か 見当がつかず、困っています。 (例えば、フェーディングモデルはレイリーをはじめ いろいろなものがある中でどれを用いるべきか?など) 参考書や論文も調べたのですが、室内環境での電波伝搬モデルについて 詳しく記述しているものが見つからない状況ですので、 皆さんのご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。 よろしくお願いします。 |
kumanomi | 投稿日時: 2011/10/25 10:44 |
新米 ![]() ![]() 登録日: 2010/11/10 居住地: 投稿: 7 |
Re: 室内環境での電波伝搬モデル beginnerさん、こんにちは。
屋内でも高速に移動するとフェージングが生じますが、 通常はフェージングなしと考えていいと思います。 |
hed | 投稿日時: 2011/10/25 12:02 |
一人前 ![]() ![]() 登録日: 2006/7/3 居住地: 京都 投稿: 81 |
Re: 室内環境での電波伝搬モデル この分野はあまり詳しくないのですが、以下の電通大唐沢先生の資料から引用すると、
引用: 屋内伝搬は、環境が多様すぎて、従来手法によるモデル化が難しい http://radio3.ee.uec.ac.jp/KKE_Vision_2008_mod.pdf QualNetで選択できるフェージングモデルは基本的に屋外でのモデルだと思います。 他の文献など探せば、「○○のような条件のもとであればレイリーフェージングでも構わない」などといった記述があるかもしれませんが。。。 今回のシナリオでまずフェージングを考慮すべき必要があるのかどうかを検討し、不要であればフェージングはなしで評価することも考えられるのではないでしょうか? |
beginner | 投稿日時: 2011/10/25 14:52 |
半人前 ![]() ![]() 登録日: 2011/10/10 居住地: 投稿: 30 |
Re: 室内環境での電波伝搬モデル >kumanomiさん
こんにちは。 返信ありがとうございます。 移動なしでも反射波が無数に生じ、フェーディングの影響が 無視できないのだと思っていました。。。 フェーディングなしとして扱っている文献がけっこう多かったり するのでしょうか?? >hedさん 返信ありがとうございます。 Qualnetのフェーディングモデルは屋外向きだったのですか…。 やはり、それだけ屋内のモデリングは難しいのですね。 フェーディングなしで評価できれば問題は解決ですが、 やはり実際の環境のことを考えるとフェーディングが無視できない のではないかと考えていますので、どうすべきか悩むところです。。。 |
beginner | 投稿日時: 2011/10/25 14:56 |
半人前 ![]() ![]() 登録日: 2011/10/10 居住地: 投稿: 30 |
Re: 室内環境での電波伝搬モデル このスレッドを立てた後いろいろ調べてみると
「直接波ありの場合は仲上・ライスフェーディングで 直接波なしの場合はレイリーフェーディング」 ということが書いてある記事を見つけたので、今回は室内の壁に APが取り付けられていると想定して、仲上・ライスフェーディング を用いようかと考えていたところでした。 (東工大の高田先生の資料) http://www.ap.ide.titech.ac.jp/publications/Archive/slides/IEICE_TRSAT(0502Takada).pdf しかし、本当にそれを室内に適用することが妥当なのか、 怪しい気がします。 Qualnetによる室内無線のシミュレーションの事例はやはり ほとんどないのでしょうか…? そのような事例をご存知の方や、室内でのフェーディングに詳しい方が 他にもいらっしゃいましたら、引き続きよろしくお願いいたします。 |
mast | 投稿日時: 2011/10/26 17:09 |
一人前 ![]() ![]() 登録日: 2005/4/7 居住地: 投稿: 93 |
Re: 室内環境での電波伝搬モデル 室内無線の伝搬モデルについては、ITU-R P.1238で勧告化されており、2009年に日本の研究者の方々のご活躍で6回目の改訂が行われたかと思います。
(詳細については電子情報通信学会の学会誌2010年12月号に小特集記事がありました。) 一つの方法として、このP.1238-6で示されているモデルをQualNetに実装してみるという方法が考えられるかと思います。 勧告内で式やパラメータは与えられているかと思いますので、QualNetへの実装自体は 極端に難しいということはないのではないかと思われます。 http://www.itu.int/rec/R-REC-P.1238/en ※ただし私は当該勧告の内容の熟知まではしていないため、「全然簡単じゃないよ!」とお叱りを受けるかもしれませんが、、、その場合は悪しからず。 |
beginner | 投稿日時: 2011/10/29 19:09 |
半人前 ![]() ![]() 登録日: 2011/10/10 居住地: 投稿: 30 |
Re: 室内環境での電波伝搬モデル >mastさん
すみません、返信が遅くなりました。。 室内での伝播モデルの勧告があったとは知りませんでした。 信頼性の高いシミュレーションを行うためには、やはりこのような勧告 を参考にして実装を検討してみるのが良いかもしれませんね。 (ただ、うまくQualnetに実装できるかどうか、自信はありませんが…) 大変参考になる情報をありがとうございました。 |
forum_support | 投稿日時: 2011/10/30 1:16 |
モデレータ ![]() ![]() 登録日: 2005/5/17 居住地: 東京都中野区中央4-5-3 ?構造計画研究所 投稿: 322 |
Re: 室内環境での電波伝搬モデル こんばんは。Forumサポート担当です。
以下の2010年のGlobecomでの発表文献に、電波伝搬モデルとしてITU-R P.1238モデルを使用してQualNetでシミュレーション評価を行ったという記述がありましたので、タイトルと著者情報のみですがご紹介します。 K. Nishide, H. Kubo, R. Shinkuma, and T. Takahashi, ``Detecting Hidden Terminal Problems in Densely Deployed Wireless Networks," Proc. IEEE Globecom2010, WN5P, Dec 2010. 共著者の一人でいらっしゃる京大の新熊先生に確認をとってみたところ、当該評価ではP.1238のモデルをQualNet上に実装し、既存のQualNetのパスロス計算処理をそれで置き換えたとのことでした。 またその他のモデルについては、WiMAX Forumなどで評価用のモデルとして採用されているITU-R M.1225にも、屋内オフィスの場合のモデルが規定されているようですので、その辺りもご参考にされるとよいかもしれませんね。 |
beginner | 投稿日時: 2011/11/7 21:23 |
半人前 ![]() ![]() 登録日: 2011/10/10 居住地: 投稿: 30 |
Re: 室内環境での電波伝搬モデル Forumサポート担当様
いろいろとアドバイスいただきありがとうございます。 ご紹介いただいた論文やITU-R M.1225も入手して、 目を通してみたいと思います。 非常に返信が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。 |
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