一通りインストールを終えて、Product Tourマニュアル（３．２．１）にしたがいながら動作チェックをしようとしたのですが、シミュレーションを実行しようとすると下記エラーがでます。

Error in file ..\network\access_list.cpp:11
The Access List routing protocol is disabled in this version of QualNet.

環境設定の問題かと思うのですが、設定項目とそれに関する情報（マニュアルの所在）について教えてください。

以下の手順で問題を解決できます。以下を実行するにはVisualC++6.0またはVisualStudio.NETがインストール済みで、コマンドプロンプトからコンパイルできるように設定されていることが前提です。
VisualStudio.NET2003ではコンパイル時にエラーとなります。

(1)Makefile-windowsntの内容が間違っている可能性があるので、以下の2行を確認してください。



(2)もし上記のようになっていたら、上の行のコメントをはずし、以下のように下の行をコメントアウトしてください。(Parallel Developerユーザの方はそのままで結構です。)



(3)コマンドプロンプトを開き、%QUALNET_HOME%\mainに移動して以下のようにタイプしてください。



これでQualNetの再構築が開始され、ビルドが終わったら再度、GUIからシナリオを実行してみてください。エラーは出ないはずです。

根本的な原因は不明ですが、出荷時のコンフィグレーションミスではないかと思われます。Makefileの誤りと発生したエラーの間に因果関係があるかどうかについても不明です。

問題解決しました。

QualNet以外でも、.NETになってからコードの互換性の問題は結構苦労しています。.NETに関連した既知の不具合って他にもたくさんあるのでしょうか？

我々が把握している限り、.NETに関連した不具合は、

(1)QualNet Developer(Standard Library)の再構築時に発生するエラー
(2)IPNEモジュールのコンパイル時に発生するエラー

の二つの問題があります。(1)に関してはabs()関数の64ビット整数版の取り扱いに関するもので、abs()関数を作ってやることで解決します。
(2)はIPv6ヘッダ構造体に関するもので、こちらは解決策が見つかっておりません。IPNEモジュールをお使いになる場合にはご注意ください。

Qualnet3.8からqualnet3.9に変更しようと思いインストールをしたのですが同様のエラーがでて実行できません。
Qualnet3.8では実行できます。
上記のMakefileは間違ってませんでした。
Qualnet3.8をアンインストールする必要があるのでしょうか？
OSはWindows2000です。