メイン Link (MAC) Layer Settings 標準付属のシンプルなMACプロトコルモデルに関する概要まとめ | 投稿するにはまず登録を |
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» 標準付属のシンプルなMACプロトコルモデルに関する概要まとめ | mast | 2010/1/20 20:51 |
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投稿者 | スレッド |
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mast | 投稿日時: 2010/1/20 20:51 |
一人前 登録日: 2005/4/7 居住地: 投稿: 93 |
標準付属のシンプルなMACプロトコルモデルに関する概要まとめ たまたま調べる機会があったので、ざっと調べた結果を備忘メモ代わりに投稿しようと思います。
もし内容の誤りに気付いた方がいれば、じゃんじゃん指摘してもらえると助かります。 ■Generic MAC 設定でRTS/CTSによる仮想キャリアセンスおよびAckによる到達確認を有効にすることが可能。 その他の挙動は以下のように指定するプロトコルタイプに応じる ◆PSMA Packet Sense Multiple Access? データ送信に際して、キャリアセンスは行わず、いきなりデータ送信を行う。 ◆CSMA Carrier Sense Multiple Access データ送信に際してまずキャリアセンスを行う。その結果がIDLEであればデータ送信を行う。 結果がBUSYである場合はランダムバックオフ後に再度キャリアセンスを行う。 結果がIDLEになるか規定回数(25回)に達するまでこれを繰り返す。 結果がIDLEになった場合はデータ送信を行う。規定回数に達した場合は送信データをドロップする。 なおバックオフウィンドウのサイズは初期値620 usec(31*20)から繰り返し毎に最大20,460 usec(1023*20)まで指数増加していく。 またキャリアセンスに要する時間は0である。 ◆CSMA-CA Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance データ送信に際してまずキャリアセンスを行う。その結果がIDLEであればデータ送信を行う。 結果がBUSYである場合はランダムバックオフ後に再度キャリアセンスを行う。 ただしチャネルがBUSYである間はバックオフタイマは凍結される。 結果がIDLEになるか規定回数(25回)に達するまでこれを繰り返す。 結果がIDLEになった場合はデータ送信を行う。規定回数に達した場合は送信データをドロップする。 なおバックオフウィンドウのサイズは初期値620 usec(31*20usec)から繰り返し毎に最大20,460 usec(1023*20usec)まで指数増加していく。 またキャリアセンスに要する時間は0である。 ◆SLOT-CSMA 設定でタイムスロット長を与える。データ送信はスロット単位で行われる。 データ送信に際しては、まずスロット先頭でキャリアセンスを行う。 その結果がIDLEであればデータ送信を行う。 結果がBUSYである場合は後ほどあらためてキャリアセンスを行う。 ということだが、どうも挙動が良く分からない。 ◆SLOT-CSMA-CA 挙動が良く分からない。 ■MACA Multiple Access Collision Avoidance 物理キャリアセンスは行わず、RTS/CTSによる仮想キャリアセンスで干渉回避を行う。 データ送信に際してまずRTSを送信する。その後規定時間内にCTSを受け取ればデータ送信を行う。 規定時間内にCTSを受け取れない場合はランダムバックオフ後に再度RTSを送信する。 規定時間内にCTSを受け取れるまでこれを繰り返す。CTSを受け取れた場合はデータ送信を行う。 なおバックオフウィンドウのサイズは初期値20msecから繰り返し毎に最大320msecまで指数増加していく。 ■Aloha データ送信に際して、キャリアセンスは行わず、いきなりデータ送信を行う。 その後規定時間内にACKを受け取れば、50msec待機して次のデータを(あれば)送信する。 規定時間内にACKを受け取れなかった場合は、時間を空けて後ほどデータを再送する。 規定時間内にACKを受け取れるまでこれを繰り返す。 ACKを受け取れた場合は50msec待機して次のデータを(あれば)送信する。 ACKを受け取れなかった場合の再送までの待機時間は、繰り返し毎に概ね指数増加していく(初期値は5msec前後)。 ■TDMA Time Division Multiple Access 時間軸を指定された長さのタイムスロットに分割する。 何も指定しなければ周波数チャネルを共用する各ノードに単純ラウンドロビン方式でで1タイムスロットずつ割当てられる。 各ノードは自身に割当てられたタイムスロットを消費してデータを送信する。 送信すべきデータが無い場合でも各ノードは自身に割り当てられたタイムスロットを消費する。 スロット割当てパターンは設定により自由に変更できる。 (フレーム内の各スロットに関してどのノードが送信権を持っているかを指定する。) 設定できるパラメータは以下のとおり。 ・1フレームを構成するスロット数 ・1スロットの長さ ・スロット間のガードインターバル ・フレーム間インターバル ・スロット割当て方式 |
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